絶賛ゆとり中。

泣いている人を見ると笑ってしまう。

初対面の人と話すと死ぬ

 

 

僕はある社会人サークルに所属していて、まぁ、活動内容は伏せますが、足でボールを蹴りまくるやつです。

で、この前、活動日に人数が揃わないとのことだったので、メンバーの先輩と二人で飲むことになりました。

 

 

場所はコンクリートジャングル・東京の闇深き地の一つ、池袋。

 

お店に着いて二人で乾杯~!

ビールは年中うまい。ラーメンやカレーと同じだ。

 

先輩は社会人なので仕事の話が多い。

やれ仕事しない上司がクソだとか昇進試験の勉強が大変だとか。

それに僕はひたすら相槌を打つロボットになる。すべてはタダ酒のために。すべてはタダ飯のために。すべては俺のサイフのために。

 

あと、先輩は最近引っ越ししたそうだ。

4LDKのマンション8階。

僕「金持ってますね~家賃いくらですか?」

先輩「4万6000円くらいかな」

僕「えっ!?!?!?やっっっす!!!!」

先輩「家賃補助あるからね。希望出したら抽選に当たってさwwwww」

僕「めっちゃラッキーですね!あやかりてぇ…」(´-人-`)

先輩「でも一人だから部屋余ってるんだよね」

僕「俺なんかどうですか?育児ならやりますよ」

先輩「子供いないし…俺が子供かい!!!!!」

僕「wwwwwww」

 

なんて中身のない話をしてた。

あとはその時僕が就活を終えたあたりだったので、その話もした。

 

僕「大学では勉強しないで遊んでましたって答えたら笑われましたwww」

先輩「でも内定もらって良かったじゃん」

僕「アザーッス!!」

僕「ゴチになります!」

先輩「まったく調子いいんだからよ~wwww」

僕「やったー!!」

 

このお店は先輩の友人が経営しているので店員さんたちと先輩はとても親しい感じで接していた。付き添いで来た僕にも気を遣わないように店員さんから話しかけて来てくれて居心地がよかった。

 

僕「レモンサワーお願いします!!!」

店員さん「はいよ!サイズは!?」

僕「サイズ…?」

店員さん「ジャンボ?ジャンボ?」

店員さんのジャンボ推しがすごい。普通に大ジョッキのことを指してると思った。

僕「ジャンボ…?え、じゃあ、ジャンボで」

店員さん「レモンサワージャンボで!!」

 

 

 

 

 

 

 

そして出てきたのが2Lのジョッキに入った拳ほどの氷、半分に切ったレモンが3つ。

デカすぎてビックリした。

もうね、両手じゃないと持てないの。しかも酔ってるから落としちゃいけないと思ってゆっくりソフトに持ち上げるしかないんだよね。

で、赤子を抱いてるように大切にしてたんだけど、それはもう現代のナイチンゲール、ここにあり!くらい優しい抱きだった。加藤鷹くらい優しい抱きだった。

いや、ナイチンゲール赤子取り上げたか知らないけど。

そんで、飲もうとしたんだけど、飲んでるときに零したよね。フツーに。口に入る分量を間違えたよね。両サイドから漏れたよね。右から内田、左から長友の駆け上がりがすごかったよね。

カイジだったら指何本か失くしてるぞ。つって。

 

ちょっと零したけど、なんとか飲んでた。

 

 

 

 

 

そしたら、先輩も酔ってきちゃって周りの客に絡み始めたわけ。

女の子二人組に俺らと飲もうとか言ってて、

女の子たちも女の子たちで僕の顔見て「いいですよー」とか言ってるわけ。

おいおい、まじかよ。めんどくさ。って思いながら、「あー、どうもー」とか挨拶して飲み始めた。

 

初対面の人と飲むのは気を遣うからあまりしたくないんだけど、まぁ、少し酔ってるし、いっかくらいの考えで飲んでた。

てか、これ半分先輩が女の子と飲みたいだけだろ。って思ってたら先輩が「まぁ、おじさんは若い女の子と飲みたいだけだから」って言い始めて、

やっぱそうじゃん。って答え合わせしなくても正解だった。

 

場の話は先輩がほぼ回してくれて僕がある程度ツッコミだったり、空気に乗ってボケたりしてた。

女の子たちもそれなりには楽しんでたと思う。

 

 

 

 

で、1時間くらい話して先輩が「じゃあ俺、明日仕事だから帰るわ」とか言い出して、

お金払って帰ったわけですよ。全額。もうほんと神かな?って。金のない学生にとって飲み会のお金を出さなくていいのは救いなわけよ。

 

 

でも、残された僕ら3人はというと、

会話ほぼゼロ。

いやまじ助けてください。なんでもするんで。指の3本や4本軽く詰めるんで。自分のコミュ障を呪ったよね。就活で発揮したコミュ力はまやかしだったみたい。グループディスカッションで司会、書記、タイムキーパーの3役を務めた敏腕は嘘だったみたいだわ。すまん御社ーーーーー!!!!!!!!

 

 

女の子たちもこちらに気を遣ってくれて「次どこ行くー?」とか聞いてくれてマジ申し訳ないくらいで、このクソ気まずい空気の中、二件目とか絶対行けないと思い、考えを巡らせた結果、

僕が出した結論がこれ。

 

「解散で」

 

その言葉を言ってからの駅へ向かう僕の足の速さったらなかったよね。陸上部の顧問からお声がかかるくらい速かったと思う。キャッチのお兄さんからは声かかったけど。「ちょっとキミ!うちの陸上部入らない!?いやーキミなら全国大会出場は間違いなしだよ!ぜひうちの陸上部に入ってくれ!!」つって。

 

 

今思うとホント馬鹿かよ。タイムスリップして殺してやりたい。バールの様なもので撲殺してやりたい。女の子たち唖然ですよ。そりゃそうですよ。せっかく自分たちが気を遣って二件目へのアシストをしたのに、ゴール前で空振りですよ。オウンゴールもいいところ。

 

連絡先交換してなかったからもう二度と会うことはないので、どうなってもいいやと思っしたことなんですけど、人としてはかなりダメだったと思う。社交辞令の一言も言えてなかったからね。

お疲れ様すら言ってないからね。

 

 

 

 

後日この話を先輩にしたら「お前クズだな」というありがたいお褒めの言葉をいただきましたとさ。